∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬                  Le Theier               〜 Tea Mail Vol.7〜                  by La melangee                Ж●Ж●Ж http://www.melangee.com Ж●Ж●Ж                <2004/4/25号>           … メランジェよりメルマガをお届けします … ∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬  Ж●Ж INDEX Ж●Ж  ごあいさつ  What's New ━━┳  新入荷のお茶           ┗  今月のオススメのお茶   Column  ━━━━━  L'heure du The(お茶の時間) no.5 お休み              オーナーお茶の旅 no.6           お休み  Information ━━━  お教室、イベント、セールのお知らせ等  〜 いろいろなお茶にまつわるお話を毎月一回メルマガでお届けします 〜 、 ---------------------------------------------------------------------------  みなさま、こんにちは。  京都のお茶専門店、ラ・メランジェです。  毎回いろいろなお茶の紹介以外に、お茶にまつわる楽しいお話や、  世界各国の喫茶文化についてお届けしたいと思っております。  どうぞごゆっくりお楽しみくださいませ。m(__)m  3月はいろいろ忙しくついにメルマガは出せずついに4月号となってしまい ました。m(__)m  3月31日から4月14日までインドのアッサム・ダージリン、そしてネパ ールへのお茶の出張で留守をしていました。店舗の移動(住所は同じです)も あり、つい出張までにVol.7を出せないまま今日になってしまいました。    今月は、「L'heure du The(お茶の時間)」も 「オーナーお茶の旅」もお 休みさせていただいてインド、アッサム情報と最新情報ダージリンをお送りし ます。いない間に自称「桜の追っかけ」の私に断りもなく桜の季節が終わって しまいました。花冷えというか毎日夕刻は寒いですね。  では今月のメルマガ楽しんでくださいね! ━━━━━━━━━━━━━━ Ж●Ж What's New Ж●Ж ━━━━━━━━━━━━━━  ◆インド・ダージリンよりファーストフラッシュが入荷しました◆  http://www.melanee.com  ********************************************************* 今年は、メランジェでは、Goomtee T.E とJunpana T.Eのダージリンを オーナーと同じ飛行機で空輸しました。Kolkata(カルカッタの新しい名前) を経由しないで茶園から直接お届けします。 しっかりした味がお好きな方はGoomtee 茶園をお勧めします。 豊かな香りと穏やかな味が好きな方は Junpana 茶園をどうぞ! 50g入りと100g入りをご用意しております。 今年は新年に久しぶりに雪が振ったそうです。天候の問題か?今年のダージリ ンはとってもおいしいです。 4月最初に私がダージリンを訪れたときはこの季節に珍しく雨が多かったです。 セカンド・フラッシュがおいしいとダージリンの茶園の人たちは言っているそ うです。 メランジェのコラムの中に以前イギリスのJaneさんからダージリンの記事の日 本語訳を頂きました。偶然この2つの茶園の話です。 http://www.melangee.com/world/jane.html ちょっとのぞいてくださいね! ━━━━━━━━━━━ Ж●Ж Column Ж●Ж ━━━━━━━━━━━  今月はおやすみさせていただきます。ごめんなさい!  インドのお話を忘れないうちにお話させてくださいね!!  ◆オーナーお茶の旅◆ これはインドの〜お茶紀行〜です。 ***************************************************************************   〜 特別編 インドアッサム・ダージリン の旅 〜    〜 第一回目 アッサム編 〜   1999年10月、インドダージリンとシッキムに行って以来いつかアッ サムに行きたいと常々思いを募らせていました。2001年 インドの核実験 やカシミール問題で行くのを断念し、3月モロッコにいきました。ここから私 のモロッコの旅が始まりました。もし問題がなければきっとこのときアッサム に行ったと思います。そうすればモロッコの旅はなかったかもしれません。2 002年は、2001年9.11のニューヨーク テロの影響で世界中の色々 なところで民族闘争や宗教問題などと同じく、アッサムの政治事情もあまり良 くなく行きたいと思いながら断念しました。2003年春、知人の磯淵 猛さ んがアッサムに行かれ、今はだいぶ状況が変わっていて鎌倉の磯淵さんの生徒 さんやお客様と一緒に秋に旅行を計画していることを話してくれました。そこ でこのチャンスを逃すとまた何時いけるか、ここ数年行きたいと夢に描いてい た紅茶には大事なアッサム種の故郷に行くことにしました。3月31日、関空 からインド航空で空路デリーへ。ここで一泊してあくる朝デリーから国内線の サハラ航空で空路Upper Assam の DIBRUGARHという町まで行きました。  途中アッサムの州都、GUWAHATI 経由で10:00発、12:15着の予定 が、いろいろ警備がきびしく荷物の点検などで時間がかかり実際到着は13: 50になりました。 やはりアッサムの独立問題などで、テロへの警備がきび しく手荷物はすべて点検され電源のあるものすべてはスイッチを入れるように 指示されます。男女別に囲われた中で体中を丹念にチェックされます。でもそ のほうが安心して飛行機に乗れるので気にはなりませんでした。  これは空港の中だけです。しかし空港の中は銃をもった警官や軍のかたがた くさんいてちょっと緊張してしまいます。  以前トルコのお茶の産地のリゼという町に行くため着陸した「トラブゾン」 という町の空港も同じでした。お茶の産地はいろいろな問題を抱えていて本当 に大変です。 さて空港を一歩出るとのどかな田園風景で田んぼが多く、茶園 より目立っていました。ディブルガルの町は東インドで2番目に大きな町で、 のどかな田園都市という言葉がぴったりの町でとても気に入りました。機会が あれば是非また行ってみたい町です。夕刻はあまり離れた茶園には行かないほ うがいいということでホテルに到着後近くの市場や商店があるところにホテル から歩いてでかけました。皆さんビンロウ樹の実をご存知ですか?お茶の専門 家の松下 智先生が本にビンロウ文化を紹介されていますが、台湾やスリラン カ、中国などでも多くの方が楽しんでいます。噛みタバコのようなものでキン マの葉に石膏とビンロウとをいれ好みでタバコの葉を入れる人もいます。  この葉やビンロウを売る店が大変多く驚きました。アッサムはいろいろな民 族に囲まれていてミャンマーに近くブータン、バングラディッシュ、中国とに 囲まれていてインドといってもまったくイメージが違います。アッサム語とい うのがありお茶のことをインドではチャイというのに対してアッサムでは 「SAH サー」といいます。ここは豊かなブラマプトラ河の恵みで作物が豊かに 実るだけでなく石油や天然ガスが産出するために独立したいと願っているそう です。中国の新疆ウイグル自治区もそうでしたが、豊かな資源があり色々な国 に囲まれた国境の国は色々な国が支配したくて色々な争いごとが起こりますね! さてアッサムに来た最大の目的の茶園「ジャイプール茶園」に翌朝でかけまし た。町から車でたった60Kmなのに道がでこぼこが多く走りにくいので早朝出 ることにしました。この茶園は1836年C・A・Bruceの管理した茶園だという のを名古屋のリンアンの堀田さんより聞き是非行ってみたいとおもいました。 (ジャイプール茶園の詳しいことはリンアンのWebsiteを是非訪れて下さい。)    http://liyn-an.com/india/t04.htm     さて、ここには昔からの中国種が植えられていると聞き茶園の中にまた囲い があるメモリアル茶園へ出かけました。1837年に建てられた記念碑に  JHANZIE TEA ASSOCIATION  LTD と書かれ、カルカッタ王立植物園のウォ リッチ博士の名前とBuruceの名前が記されています。イギリス人の手によって アッサムで、実験茶園が作られます。最初はジャイプールでなく、サディアに 1834年に中国から輸入した種から生えた茶樹が植えられます。しかしうまくい かずに1836年、当時の軍本部があった、ジャイプールを始め、各地に植え替え られます。  その最初の茶樹が残っています。しかし一本ずつ葉の形や大きさが違い根元 が1つのアッサム種もあれば、潅木で根元が多く出ている中国種とさまざまな 木がこの記念の茶園には植わっています。何本かは最近他の場所から移動して 植えたという木もありました。  でも1838年、ブルースは最初のお茶をロンドンオークションに送り、翌年、 そのお茶は非常に高い値段で競り落とされます。この時は、中国から輸入した 茶の樹はまだ小さく、自生のアッサム種の葉で製茶されたようです。英国帝国 紅茶の歴史が始まりの場所に来る事が出来ました。   私にはもうひとつ大事な思い出の茶園がアッサムにあります。メランジェのお茶を昔から使っていただいていた方はご存知かも知れませんが  いつも品切れマークがついているアッサムをご存知ですか?「Maud Tea Estate」のお茶です。1988年私がラ・メランジェを始めたとき  の事です。当時Parisのマリアジュ・フレールがまだ今のような支店を日本に持っていなかった時代のことです。私の友人がパリのサロン・ド・テ  で仕事をしていて1985年8月1日、マリアージュ家からオランダ出身 Richard Bueno (リシャール ブエノ) とタイ出身Kittchsh   Sangmane(キティチャ サンマネー)の二人が権利を買っていろいろパリでお茶の卸などをしているときに知り合ったそうです。その友人の紹介で  パリから帰ってお茶の店をしようと思っていた私に紹介してくれました。まだ日本上陸の前で私にお茶を分けてくれることを約束してくれました。  そのRichardさんが私の店に選んでくれたダージリン、アッサム、ウヴァは今でもメランジェの永久品番になっています。残念ながらこの当時とても  良かったダージリンのキャッスルトンは数年前訪れたときに私が好みの味でなくなっていたのでメランジェのリストからはずしました。M702の  ウヴァハイランズも何度か出かけて泊めていただいています。最後にこのモード茶園が行ってみたくて今回のアッサム行きを決めました。今は  このリチャードさんも亡くなって今年マリあージュから英語、フランス語、日本語で出た記念の本の中でしか姿を見ることが出来ない人となって  しまいました。でもMaud 茶園行ってきましたよ!! 出来ればまた入荷ルートが出来たので好きな味のオーソドックスが見つかれば復活  させたいと思っています。いまアッサムではほとんどC・T・C 製法のお茶が作られていて、一部のヨーロッパのオーダーメードで昔ながらのお茶を  ある時期だけ作っています。ですから日本に輸入するのがとても難しいです。でも待っていてくださいね!!近いうちに品切れをはずせるように  思っています。   ちょっと長くなりましたので この続きはまた来月にお話したいと思います。 ◆次回のコラムは。。。◆ ***************************************************************************  L'heure du The(お茶の時間)   〜 no.7 お茶と陶器の遥かな旅〜  オーナーお茶の旅   〜 特別編 第二回 インド・アッサムの旅 〜  をお届けします。お楽しみに… ━━━━━━━━━━━━━━ Ж●Ж Information Ж●Ж ━━━━━━━━━━━━━━  ◆ インド・フェアー ◆  4月29日(木)〜5月6日(木)のゴールデンウイークの間、メランジェではインドフェアーを開催します。  インドでしか飲めない普段のメランジェのインディアンミルクティと違ったインドの  「チャイ」をメニューに加えてお待ちしております。 期間限定です、材料の数に限りがありますので  お早めにどうぞお越しください。  新鮮なスパイス、ダージリンのファーストフラッシュ、アッサムの新茶、ドアーズの新茶、  ティアクセサリーなど取り揃えて皆様のご来店をお待ちしております。  ◆ 5月6日のみの特別メニュー◆ ***************************************************************************  インドのスパイスをたっぷり楽しんでいただけるメランジェ風インドアフタヌーンセット    ●●● 内 容 ●●●  パパド、野菜のカレー(少量)、サモサ(グリーンチャツネ付)  インド・カルダモンチャイのセット                  セットメニュ  ¥1200-  (限定量)   ◆次回の Informationは。。。◆ ***************************************************************************   新茶の季節です。 いろいろな新茶が続々登場します。ご期待を!    ■■■ お詫び ■■■     4月23日 予定をしておりました「Morocco クッキングレクチャー」は都合により中止となりました。  楽しみにしていただいて方には大変申し訳ありませんでした。  今後、改めてこのレクチャーをできるよう再企画しますので宜しくお願いいたします。  欧米諸国と違いVISAのいる国からの方をお招きすることになれていないで皆様には大変ご迷惑を  おかけいたしたことを心からお詫び申し上げます。  今年中か、来年になるカも知れませんが機会をみてま是非、実現させたいと願っております。                                      ラ・メランジェ代表     松宮美惠  ∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬                  Le Theier                 by La melangee                Ж●Ж●Ж http://www.melangee.com Ж●Ж●Ж             … ご購読ありがとうございました …         発行:ラ・メランジェ         〒603-8053京都市北区上賀茂岩ヶ垣内町1 セレス北山1F         TEL 075-701-0982  FAX 075-701-5520         URL: http://www.melangee.com/         E-mail: info@melangee.com  ◆ メールマガジンの退会・解除はこちら↓ by melma ! ◆             http://www.melma.com/taikai/ ∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬・∬