Cha Cha Cha サロン開催状況

Cha Cha Cha サロンは、毎回講師の先生をお招きして、さまざまなテーマについて講師のお話を聞き、また講師と受講者でディスカッションする会です。

毎回有名かつ多彩な講師をお招きし、普段ではお聞きできないようなさまざまな専門的なお話をお聞きしてきました。

過去開催されたCha Cha Chaサロンの状況をお知らせします。




第一回
(2005年6月)
 角山榮先生
 『茶の世界史』の著者 角山榮先生をお招きして、「これからの時代の世界のお茶の行方」についてお話いただきました。

略 歴
1921年 大阪生まれ。1945年 京都帝国大学経済学部卒業。その後、和歌山大学経済学部教授、同大学学長。現在堺市博物館館長。
論文:『茶の世界史』、『時計の社会史』、『通商国家』、『辛さの文化、甘さの文化』、他多数。
研究分野:専攻は経済史(特にイギリス近代経済史)、お茶や時計といったモノの生活史、社会史の研究を通じ経済史研究に新しい分野を開拓。
第二回
(2005年7月)
 谷本陽蔵先生
 『中国茶の魅力』の著者 谷本陽蔵先生をお招きして「江戸時代にシーボルトが日本から運んだお茶」についてお話いただきました。

略 歴
1929年 大阪府堺市生まれ。茶研究家、(株)つぼ市製茶本舗代表取締役。関西学院大学大学院修士課程修了。紅茶、緑茶、とくに中国茶の研究に長年携わり、平成9(1997)年、文化功労者として大阪府知事表彰を受ける。現在、関西学院大学日本茶総合講座非常勤講師


 

第三回
(2005年9月)
 松下智先生
 『アッサム紅茶文化史』を書かれたお茶の博士、松下先生をお招きして、「アッサム紅茶史 〜周辺の国々〜」についてお話いただきました。

略 歴
1930年 長野県生まれ。愛知学芸大学卒業、愛知県内高校教諭。1970年 茶の文化振興のために(社)豊茗会設立。現会長。その後、愛知大学教授、現在非常勤講師。
論文:『日本の茶』(風媒社)、『日本茶の伝来-ティーロードを探る-』(淡交社)、『中国の茶--その種類と特性-』 (河原書店)、『茶の民族誌-製茶文化の源流-』(雄山閣出版)、その他
研究分野:1953年以来、茶の原産地究明のため日本をはじめ中国、韓国、インド、ミャンマー、ベトナム等を訪問継続中。ティーロードの構築進行中。

 

第四回
(2005年11月)
 角山榮先生
 第1回にお招きした角山榮先生に再度ご登場いただき、最新著書『茶ともてなしの文化』の内容を様々にお話ししていただきました。

略 歴
1921年 大阪生まれ。1945年 京都帝国大学経済学部卒業。その後、和歌山大学経済学部教授、同大学学長。現在堺市博物館館長。
論文:『茶の世界史』、『時計の社会史』、『通商国家』、『辛さの文化、甘さの文化』、他多数。
研究分野:専攻は経済史(特にイギリス近代経済史)、お茶や時計といったモノの生活史、社会史の研究を通じ経済史研究に新しい分野を開拓。

第五回
(2006年1月)
 谷本陽蔵先生
 『中国茶の魅力』の著者 谷本陽蔵先生をお招きして再び「江戸時代にシーボルトが日本から運んだお茶」についてお話いただきました。

略 歴
1929年生、大阪府堺市生まれ。茶研究家、(株)つぼ市製茶本舗代表取締役。関西学院大学大学院修士課程修了。紅茶、緑茶、とくに中国茶の研究に長年携わり、平成9(1997)年、文化功労者として大阪府知事表彰を受ける。関西学院大学日本茶総合講座非常勤講師

 

第六回
(2006年2月)
 磯淵猛先生
 『1杯の紅茶の世界史』の著者 磯淵 猛先生をお招きします。「大英帝国の紅茶に携った人々」というテーマ で、いままで書かれてきたいろいろな国での英国紅茶に関係する人物、歴史の話などを 磯淵先生にお話していただき

略 歴
1951年 愛媛県に生まれる。青山学院大学卒業後、商社勤務を経て、1979年紅茶専門店ディンブラを開業。紅茶の輸入、レシピの開発、技術指導、経営アドバイス、紅茶研究の分野で新聞やテレビなどでも活躍。主著に『紅茶事典』(新星出版社)、『紅茶のある食卓』(集英社文庫)、『二人の紅茶王』(筑摩書房)など

 

第七回
(2006年3月)
 滝口明子先生
 『茶の博物誌』の訳者 滝口明子先生をお招きし、「英国の古書からみたお茶のおはなし」というテーマで、いままで英国で書かれてきた本の中に書かれている人物、歴史の話などを滝口先生にお話していただきました。

略 歴
東京大学教養学科卒業後、同大学大学院総合文化研究科博士課程中退。熊本大学文学部助教授を経て,千葉大学・東京外国語大学大学等講師。現在大東文化大学国際関係学部助教授。専攻は英語英文学・比較文化・文化史。著書に『英国紅茶論争』,訳書に『茶の博物誌』 共著に『世界史を読む事典』,『東洋の茶−茶道学大系7』,『イギリス文化事典』,『食で読むイギリス小説』などがある。
2004年刊『茶の文化史---英国初期文献集』全5巻の編集・解説を担当。


第八回
(2006年4月)
 小川後楽先生
煎茶小川流お家元 小川後楽先生をお招きし、『煎茶』の文字に秘められたものと いうテーマで、煎茶についていろいろお話を聞かせていただきます。中国茶で使われる道具と煎茶で使われる道具、どのような関係があるのかもぜひお聞きしたいとおもっております。

略 歴
 【小川流煎茶家元/京都造形芸術大学教授】
1940年京都市生まれ。1963年立命館大学文学部日本史学科卒業。奈良本辰也先生に師事し、日本近世思想史を専攻。1973年小川流煎茶家元六代目小川後楽を継ぐ。また1979年第一回訪中以後、現在までに四十回近く訪中、中国各地の名茶及び茶の文化・歴史等を現地調査。著書:「煎茶への招待」「煎茶を学ぶ」他。



第九回
(2006年6月)
 荒木安正先生
日本紅茶協会顧問の荒木安正先生をお招きし、『英国紅茶の歴史』にまつわるいろいろなお話をお聞きしました。

紅茶協会の顧問であり英国紅茶の第一人者である荒木先生にいろいろ質問できて大変楽しいサロンとなりました。私がロンドンで仲良くしていただいている、ジェーンさんやキャロンさんが荒木さんと知り合いでらっしゃり、彼女らに「デービット・アラキ」を知っていますか?ときかれてどの方か理解できませんでした。あとから、荒木先生のことだとしり、先生の交友範囲の広さに驚いたものです。 ちなみにサロンでお招きしている谷本先生はトニー・タニモトとジェーンさんは呼んでいます。

イギリスでも英国紅茶のことは英国人より詳しいと認知されている荒木先生のお話は大変楽しくお人柄も関西ののりがあり皆さんお目にかかるまで厳しい方と思っていたのでちょっと驚かれていました。こんな気さくな方なので、是非また2回目が開けたらというリクエストがあるほど評判のサロンでした。

略 歴
 【荒木安正(あらき・やすまさ):ティコンサルタント/日本紅茶協会顧問】
1935年大阪市生まれ。59年に関西学院大学を卒業後、直ちに紅茶業界に入る。以来95年に定年退職までの間、世界最大手のイギリス系紅茶会社(2社)で、茶の輸出入とマーケティング業務を遂行しながら紅茶業一筋に歩む。社業の他に「日本紅茶協会」の宣伝委員長、同理事などを歴任。現在は日本紅茶協会顧問、フリーのティーコンサルタントとして活躍中。
著作に「紅茶の楽しみ方」新潮社、「紅茶の世界」柴田書店他多数。



第十回
(2006年7月)
 林屋和男先生
日本茶インストラクターの林屋和男先生をお招きし、『日本茶の闘茶会』のお話と実際に体験していただきました。

参加者の半数以上がはじめての闘茶会だったのですが予想以上にわきあい合いとした空気で楽しい会となりました。林屋先生のお人柄か 和やかで「闘茶会」という名前より「茶香服」とか「品茶会」という名前のほうが似合うような会となりました。満点がたくさん出て先生のほうも驚かれたようです!

またちょっと上級のお茶の組み合わせで第2回開催したいと思います。

略 歴
 【林屋和男(はやしや・かずお)】

 1941年     石川県金沢生まれ
 1965年     京都大学農学部農林生物学科卒
 1967年     京都大学農学部大学院応用植物学修士卒
 1967年〜1996年 宇治にて茶業に従事経営
 茶の栽培・製造・加工販売・鑑定など全ての分野を経験
 1997年〜2004年 農事研究所勤務
 日本茶インストラクター、 日本茶鑑定士三段お茶探検隊では、発足後まもなくより栽培・製茶など全般についての指導を行いつつ隊員とともにお茶の探検を楽しんでおられる。

 『手づくりのお茶を楽しむ』
 編集 山背古道お茶探検隊
 執筆 林屋和男 尾崎直利 平尾和久
 発行 有限会社 文葉社